写真のように玄関で外気によって冷やされた土間が、そのまま室内まで続いています。
つまり、この建売住宅の冬の玄関土間の表面温度は外気と同じです。冷え冷えです。
温熱を意識している工務店ならば、外の土間と室内の土間はスタイロなどのXPS断熱材によって縁が切られています。
また、室内側の玄関土間、底面、立ち上がり、全ての面に断熱材が張られていなければ、そこは外気に近い温度となります。
普通の施主がここまで気づくことは不可能だと思いますので、信頼できる設計士や工務店を一年位、時間をかけて見つけてください。
私はおそらく2,000時間くらい住宅調べに時間を使っています。ほとんどの建築士以上に断熱気密の知識がたまりました。再利用できないのでもったいないですが。。
住宅業界にいる建築士は、ほとんどの人が断熱、気密のことが実質わかっていないし、興味もないので。。特に暖かい6地域では「こんなもんでええやろ」という適当さが目立ちます。熱橋?なんそれ?状態です。
北海道や東北などでは、いい加減な設計施工だと冬に人が死んでしまいますので、まともな発信をしている業者が多いです。
住宅会社を選別するための十分な知識のない施主に、良い建築士、良い工務店を選ぶことができるでしょうか?それは非常に困難です。これは私の体験談です。