松尾設計室の指導を受けた工務店で注文住宅を建てる

注文住宅で悔いを残さないための住宅建築勉強ブログ

冬の一階の床の温度をすぐに1.5度上げる方法(床断熱の場合)

高気密、高断熱の住宅でも冬の一階の床は冷たい(ほんの少し)

床が冷たい、、ちょっと語弊があるかもしれません。
我が家は一階と二階にエアコン一台ずつの24時間空調をおこなっていて朝9:20の全室の温度差は最大1.2度です。(床上高さ130cmで計測)

 

高断熱住宅でも1階の床は2階の床よりは冷たい(当たり前)

その一階の冷たい床の中でも、一番冷たいのが玄関ドア付近の床です。我が家は玄関土間も断熱されている床断熱で施工しました。しかし玄関ドア付近は出入りが多いので、合板がたわまないように木が詰め込んであり、写真の赤ドットの真下には断熱材はありません。(もう一段下にはネオマフォームがあります。)

最も寒い北東の玄関の床の温度、計測範囲の赤ドットの真下は木材。

 

基礎通気口をふさげば冷気は床下に入らない

以前の貸家で基礎通気口付近の床の温度が外気温と同じでした。
基礎の通気口をスタイロでふさぐと劇的に暖かくなった経験があります。
それならば基礎パッキンを全周をふさげば床面2度くらい暖かくなるのではないか?
断熱ドレン管がちょうど基礎パッキンの2cmの高さに最適なので購入してみました。

 

基礎天端とのスキマ20mmに断熱ドレン管をつっこんで通気しないようにする。
これで冷たい空気が床下を通り抜けない。



基礎パッキン(基礎通気口)をふさいだら床温度上昇しました

断熱ドレン管を基礎パッキンの所に突っ込み、床下の通気を阻害させたところ、狙い通りに床の温度は一時間後に1.6度上昇しました。

断熱ドレン管施工の一時間後に計測。床温度が19.7度→21.3度の1.6度上昇!


まとめ、基礎通気口がある家は基礎の通気をふさげば、冬の床の温度はすぐに上昇します!夏は外してね!