松尾設計室の指導を受けた工務店で注文住宅を建てる

注文住宅で悔いを残さないための住宅建築勉強ブログ

ツーアクション窓の利点が窓枠の断熱性能にありました。APW430の話。

以前、ツーアクション窓は気密性が低い、滑り出し窓で良かった。という記事をかきました。

 


 

ツーアクション窓にも良いところはあります。

 

それは、、、

ツーアクション窓の窓枠のチャンバーが4室に分かれている所です!

APW430ツーアクション窓の納まり図、枠のチャンバーは4室ある。
左側は結露水の排出用の穴があいていて断熱性は無し。

 

 

滑り出し窓は2室です。

APW430たてすべり出し窓の納まり図、枠のチャンバーは2室のみ。
左側は結露水の排出用の穴があいていて断熱性は無し。

 

つまり、ツーアクション窓のほうが枠の断熱性能が高いです。

 

輸入サッシはどのような枠の構造になっている?

輸入サッシを見ればわかりますが、剛性を上げる、断熱性能を上げるために樹脂の窓枠のチャンバーは国産サッシよりもはるかに細かく分かれています。おそらく枠の断熱性能も評価機関に評価されているのではないか?そうでなければ日本の樹脂サッシのように枠の断熱には手を抜くはずだ。


エーデルフェンスターの樹脂サッシの枠は細かくチャンバーが分かれている。

エーデルフェンスターの樹脂サッシの枠はたくさんのチャンバーを確認できる。日本の半外付け窓とは違い、内付け窓だ。



まとめ(ツーアクション窓の利点)

ツーアクションの窓の利点は、樹脂の窓枠のチャンバーが2室の滑り出し窓と比べて、4室と多いので枠の断熱性能がすべりだし窓よりも多少良い、、ということでした。

高気密高断熱住宅の電気代の比較はあまり意味はない

高気密、高断熱住宅のブログ記事でよくある電気代マウントですが、あまり意味はありません。

なぜなら、以下の要素で大きく電気代は変わるからです。(1kw=28円で計算)


・全熱交換換気か?

そもそも温暖地では初期費用、更新費用を永遠に回収できない、最も寒い1月の電気代は3種換気とくらべて2000~3000円くらい違う。

・換気の回数は?

0.5回/hが法定換気量ですが、少なくすれば電気代は安いが空気品質は悪くなる。最も寒い1月の電気代は0.4回~0.6回では2000円くらい違う。

・エアコンの設定温度は?

最も寒い1月の電気代は室内温度が23度~25度かによって1000~2000円くらい違う。

・外気と室内の温度差

寒冷地では温暖地とくらべて同じ断熱気密の条件で1万円くらい電気代は違う。


・日射の当たり具合

日当たり良く南に窓が多いなら電気代は安くなるが、温暖地で南面の日射が100%受け取れた場合は年間で3000~6000円くらい違う。窓の大きさ、面積によっても変わる。南の日当たりが50%なら電気代は年間で1000~2000円程度の誤差となる。

 


上記の要素を加味すると、

同じ温暖地での比較であれば、

条件が違えば最も寒い1月で7000円くらい電気代は変わってくる。

電気代の比較は意味ありますか?


これが温暖地と寒冷地で比較しようとすると、

地域が違えば最も寒い1月で17000円くらい電気代は変わってくる。

 

 

前提条件をそろえなければ電気代の比較は無意味だという記事でした。

記事は1kw=28円で計算しました。

 

 

 

注文住宅でオーク無垢の床材のデメリットのみを述べる

高気密高断熱の注文住宅を2023年7月に引き渡しを受けて、すんでから9ヶ月たちました。

我が家は床材は幅120mm厚さ15mmのオーク無垢の床材を選択したのですが、無垢床のデメリットだけを述べます。(無垢床のメリットは売りたい人たちがアピールしまくっているので。)

無垢床のデメリット1:板が割れる(特に我が家では2階の床が割れる)

オーク無垢材の床に9ヶ月住んで2階の床板が多く割れています。南東の外壁側が良く割れています。1階は床材の隙間も狭く、ほぼ割れはありません。2階は10枚以上が割れています。冬の乾燥と、夏の高湿度の差が大きいので、床が割れるのかもしれませんが明確な理由はわかりません。

2階リビング、これは完全に割れているのでパテ埋めした。パテがひび割れている。。

一階寝室の床、裂けているのでパテ埋めした。

2階リビングのオーク床材、割れている。これはまだ放置。

2階キッチン、水気が多いので割れやすいか?平らに削った。

2階ダイニング、南東側。引っかからないように平らに削った。

2階キッチン、しっかり割れている。これも平らに削った。



無垢床のデメリット2:ささくれ、とげが靴下に刺さりそう

床が割れると関連して、靴下を履いているとわずかな板目の割れを靴下の繊維がすくってしまいます。はだしよりも、靴下をはいた方が繊維のループがあるので、とげが刺さりやすいです。まだ、実際に足にとげが刺さったことはありませんが、いつかはとげが刺さるでしょう。

やすりで削って平らにしているが、いつかはささくれが刺さりそう。。

 

無垢床のデメリット結論、次建てるなら、、

次建てるなら、国産の杉かヒノキにしたい。欧州産のナラ(オーク)は日本の気候に合っていなくて割れやすいのかも。。

お住まいの地域によって割れやすい、割れにくい等あるかもしれないが、うちの気候では割れやすいようだ。

高気密住宅で6畳間に3人が川の字で寝ると頭痛がする

◻️三人川の字で寝ると頭痛がする

高気密住宅、三人で6畳の寝室で寝るとたまに頭痛がする。頭痛が起こるのは寒い日に多い。

◻️6畳間に三人で寝てるから酸欠なのではないか?


三人で六畳に寝ているため酸素が足りてない?おそらく酸欠で頭痛がしている。寝室のCO2濃度計は600-700ppm程度で低い。この問題が起こる日は朝6時の外気温がだいたい2度以下の当地域では「寒い日」に起こる。

寒い日は、温度差換気の力で一階の排気量が減り、二階の排気量が増えている。寝室の排気量が寒い日は減り、頭痛が起こるのではないか?CO2濃度計は換気の目安にはなるが、酸欠については役に立たないようだ。

家全体の換気量を2倍に増やせば解決するが電気代が爆増してしまう。寝室だけの換気量をどのように増やすか?

 

 

◻️住宅はC値0.2で換気は2種換気

我が家は洗面所に給気しエアコンで空調し、各個室から排気する2種換気となっています。2種換気で室内が陽圧または正圧です。窓をほんの少し開けた程度では外の空気は入ってきません。窓を開けると窓から排気されます。

寝室の排気口Φ100からの換気量(排気量)は35-40m3/h程度。六畳間としては十分だ。しかし六畳間に三人で寝ると話は変わる。ビル管理法では一人当たり30m3/h必要とのことなので、就寝時は最低20m3/hとしても合計60m3/h以上の換気量が欲しい。これをどうやって達成するか?日常の生活に支障がないような換気運用が求められる。かと言って夜に10時間程度しか滞在しない寝室のために全体の換気量を2倍に増やすのはいやだ。む、むずかしい!

 

 

 

 

 

◻️換気量の問題は寝室の窓開けで解決できた(3種換気では無理)

寝室の窓をほんの少し開けると、各居室の排気口からの排気量は半分程度になり、寝室の窓から100m3/h程度が排気されることがわかった。。あっさり解決した。

繰り返すが自宅は2種換気なので室内が陽圧なので、窓を少し開けただけでは外気は入ってこない。(強風時は除く)

 

詳しい説明

24時間稼働の排気口は5つあり、常時35-40m3/h程度の排気量がある。
排気フードで10Pa程度の圧力損失がかかるので、窓を開けると圧力損失がほぼゼロの窓へ排気が集中するようだ。一階も二階も排気口からの排気量が半分程度に減る。

寝室の少し窓を開けただけで、窓からの排気量が100m3/h程度になり。他の排気口の換気量は20m3/h程度まで減った。今回は簡単に解決できました。。

 

ちなみに我が家は、24時間換気は0.6~0.7回/hと規定されている0.5回/hよりも多めの換気風量で運用しています。冬に0.4回/hまで下げた時にシックハウス症状が復活しましたので電気代より健康をとりました。。

寝室の換気量を増やす当初の計画では、寝室からから2階にダクトをつなぎ中間ダクトファンで2階へ排気しようかと計画していた。点検口の下書きをしたが不要になり、シャーペンの黒いラインのみが残った。。今回は簡単に解決できてよかった。

 

高気密高断熱住宅の換気は本当に難しい、特に3種換気と2種換気。次建てるならばダクト式の1種換気(メーカー標準施工を行える業者の場合)を選択します。理由は、個室ごとに給気と排気があるので計画が簡単だからです。

しかし、ダクト式一種換気をまともに施工する業者は少数だとおもいますので悩ましいところです。今現在の私の技量でしたらダクト配管計画から風量調節までできますが、初めての注文住宅でそこまで素人の施主が行うのは不可能に近いです。

 


◻️3種換気では温湿度のコントロールが難しい。

居室に給気、風呂トイレで排気の3種換気では今回の解決方法は使えない。
3種換気では窓を開けると夏は高温多湿、冬は低温乾燥の空気が侵入してくるからです。(給気を空調し、居室から排気ならばコントロール可能です)

2種換気はシックハウスの元となるVOCも室内に吸い上げないので健康にも良いです。トルネックスを販売してる会社では、2種換気を推奨しているようです。2種換気は空気清浄に非常に有利だからです。3種換気は家に隙間があればそこからホコリと共に室内に空気を吸い上げるので空気の綺麗さは2種換気に比べて不利です。

第1種換気で施工する場合でも、給気と排気を個別に調節できるリモコン(ローヤル電気)の機器を選択すれば、給気を排気より増やすことで室内を陽圧に保ち、家の隙間からチリ、カビ、ホコリを室内へ吸い込まないようにすることが可能です。陽圧換気にすれば、野外からの空気は必ず空気清浄フィルターを通して給気する等、室内をきれいな空気で常時保つ運用ができます。

 


とにかく、室内を外気より+5Pa陽圧にすれば家の隙間からのVOC、カビ、ホコリの室内への侵入は90%減ります(論文に基づくと)。陽圧換気だと空気が綺麗で、床にほこりもたまらない、きれいな環境が維持できることが特徴です。高気密住宅であり、防湿層が施工されていることが前提です。

 


◻️2種換気だと壁体内結露するのでは?

 


「2種換気は壁体内結露の可能性があるので住宅では使用されません」

 


どの工務店の記事も同じ呪文を書いてありますが、工務店は換気については素人だと思った方が良いです。何度も述べていますが、防湿層がまともに施工されていない限り、1種、2種、3種、どの換気方式でも頻繁に壁体内結露しています。

 


結露計算して確認した断熱構成で、防湿、気密、断熱がしっかり施工されていれば、年に数日、もしかしたら発生するかもしれない壁内結露は無視しても大丈夫です、いずれ乾きます。

 


◻️どの会社に換気設計をお願いすれば良いか?

工務店が換気やダクトの施工に不慣れであれば別の業者に頼んだ方が長期的な健康のために良いです。換気は失敗すると健康を害します。筆者の経験談です。3種パイプファンとダクト式1種換気では施工費含めて70万円くらい金額が違うと思いますが、これは健康的な生活のため投資しなければならない設備です。法は何も定めていません。一時間0.5回の換気は机上の計算だけでよいのです。現実には全く換気されていなくても、工務店になんの責務もありません。

 


私が二年間、せっせとインターネット検索した限り、換気を丸投げで任せられるのは、「石川県の福田温熱空調」と「新潟県のオーブルデザイン」くらいしかありません。どちらも工務店ではありません。換気風量を計測しない工務店は100%換気について素人です。それらに丸投げすることは危険です。

工務店は引き渡し後に頻発のクレーム等についてはなにも教えてくれません。とにかく「請負契約してしまえばこっちの勝ち」ですから。

 

換気、空調に失敗しても何の保証もありません。何の規定も法律も条例もないからです。別に工務店建築士が手を抜いてると責めるつもりはありません。私も図面で見る限りはうまくいきそうだと思いました。彼らは単に空調、換気に関しては知識、経験が少ないだけです。

 


温暖地で地域工務店が高気密住宅を作るようになってからまだ数年しか経ってないので、換気がいかに難しく、重要かを理解できてない工務店がほとんどです。

 

換気空調は流体の分野です、専門知識、経験が必要

商業施設では換気空調は全く別業者となるように、換気空調は流体力学の分野ですので、専門知識、経験が必要で難しいのも当たり前です。

住宅だと規模が小さいので専門業者のコストがかけられないのですが、求められる仕組みは全く同じです。規模が小さい、売り上げも小さい、しかし求められる技能は大規模建築と同じ、という業者にとっては無理ゲーな感じです。ゆえに空調に詳しい実務者はほとんど育たないのではないかと思います。

また、換気空調に多少の問題があっても、施主側は何が起こっているか、原因がわからないでしょう。

頭痛、倦怠感、疲労感、息苦しさ、乾燥感、目やに、鼻血、などは室内の揮発性有機化合物VOC、二酸化炭素CO2、酸O2の濃度が関係しています。これらは全て換気の問題です。

 

高気密高断熱住宅に半年住んでみて、換気は第1種換気が良い、第3種換気は難しい。

過去に3種換気のパイプファンにした理由の記事は下記です。

 

3種換気パイプファンにした結果は失敗の記事は下記です。


 

結論からいいますと、高気密住宅はダクト式一種換気か、音が気にならないなら、ダクトレスの壁掛け熱交換気が良いと思います。理由をいかに述べます。

話はダクト式一種換気をメーカー標準施工要領のとおりに施工できるという前提です。まともに施工できない業者も多く存在すると思います。住宅は施主も無知、業者も無知ですから。


私の自宅では結果的に2種換気に落ち着いていますが、2種換気も3種換気も設計が難しいです。流体の流れを机上で計算することは非常に難しいです。CFDシミュレーションのソフトウェアはあり、ためしてみましたがCFDシミュレーションの扱いも難しかったです。

 

私に今現在の知識があれば、自宅なら2種換気でも3種換気でも見事によどみなく換気できるように計画ができますが、これを設計段階で行うのは非常に難しく、顧客にも理解されない割に時間もかかる、ので取り組む人はいないでしょう。しかし、換気と空調は住み心地に非常に大きな比重をしめます。

 

当自宅では、松尾設計室のアドバイスをもとに施工したダクト式空調も、吹き出し口の位置が2種換気の空気の流れと逆行する形となっており、空調をつけると換気量が少し減るという現状です。ショートサーキットする空調の吹き出し口の位置と、排気口の位置が空気を引っ張り合う形となり換気量が減ります。換気の気流を妨げない形で空調を計画する必要がありますが、まあ、、、なかなか難しいです。。住宅程度の気積でそこまでコストをかけられないのが現状だと思います。

 


現実に3種換気でよどみなく換気する設計はとても難しい

 

ダクト式の3種換気でもおおきな問題はないのですが、設計上難しい点もいくつかあります。

  • 空気行き止まりを作ってはいけない。行き止まりは換気されない。
  • 個室ドアのアンダーカットの隙間からの換気では、換気量が大きく落ちてCO2濃度は1000ppmを容易に超える。
  • よどみなく換気にするには、個室のドアに大きなガラリが必要、最低でも150Φ2個分くらいの開口は必要。
  • 2種換気、3種換気ともに気流の流れを読むのは非常に難しい。
  • 風量を大きくして負圧が大きいと、人によっては体調が悪くなります。


これらの第3種換気の計画上の難しさから、そもそも部屋ごとに給気、排気が完結する第一種換気が、簡単で快適だとおすすめしているわけです。

 

ちなみに高断熱高気密のハウスメーカーで採用されているヴェントサンは、同じ部屋に2個設置するか、大きなルーバーのある通気ドアがないと想定したような換気量は得られないです。

ドアのアンダーカットの隙間は70cm2程度しかないので、弱いACモーターでは換気量は確保できません。換気量確保のため、風量を大きくすると、今度は騒音が大きくなるのでこれは問題です。

その点、同時給排気の三菱のロスナイの方が換気の性能はよいと思います。パナソニックからも同時給排気の熱交換式壁付け一種換気があります。ただ壁から大きく突き出るので、残念ながら見た目はよろしくないです。。

見た目と音をきにするのならダクト式の第一種換気がよいです。工務店の発信する情報はすべてポジショントークだと思ったほうがよいです。施主のブログや動画を見た方が後々の利益は大きいでしょう。

 

失敗したパイプファン換気計画をリカバリーする

私は実際に住んで下記を記録、観察しました。

  • 温湿度計(エアコンの気流が回っているかの目安となる)
  • 風量計(換気量の測定)
  • CO2濃度計(換気されているかどうかの目安となる)
  • 気圧計(野外と室内の気圧差を計測する)

これら計測器を駆使して流体を追いかけました。子供が大量の目ヤニと鼻血をだしているので必死です。また無料でできる平面上のCFDシミュレーションも役に立ちました(CATCFDzero)。

頭の中で、平面上だけで3種換気の計画をするのは非常に困難です。

ゆえにダクト式の第一種換気の各部屋ごとに給気口、排気口を設置する計画で、ほぼ間違いなく換気されるので簡単で安全です。

もちろん施工が正しく行われていることが前提です。特にダクト施工は天井裏で見えなくなるので、ダクトの最短距離、最小の曲げ角度などは考慮してくれない場合がほとんどでしょう。

 

冬の一階の床の温度をすぐに1.5度上げる方法(床断熱の場合)

高気密、高断熱の住宅でも冬の一階の床は冷たい(ほんの少し)

床が冷たい、、ちょっと語弊があるかもしれません。
我が家は一階と二階にエアコン一台ずつの24時間空調をおこなっていて朝9:20の全室の温度差は最大1.2度です。(床上高さ130cmで計測)

 

高断熱住宅でも1階の床は2階の床よりは冷たい(当たり前)

その一階の冷たい床の中でも、一番冷たいのが玄関ドア付近の床です。我が家は玄関土間も断熱されている床断熱で施工しました。しかし玄関ドア付近は出入りが多いので、合板がたわまないように木が詰め込んであり、写真の赤ドットの真下には断熱材はありません。(もう一段下にはネオマフォームがあります。)

最も寒い北東の玄関の床の温度、計測範囲の赤ドットの真下は木材。

 

基礎通気口をふさげば冷気は床下に入らない

以前の貸家で基礎通気口付近の床の温度が外気温と同じでした。
基礎の通気口をスタイロでふさぐと劇的に暖かくなった経験があります。
それならば基礎パッキンを全周をふさげば床面2度くらい暖かくなるのではないか?
断熱ドレン管がちょうど基礎パッキンの2cmの高さに最適なので購入してみました。

 

基礎天端とのスキマ20mmに断熱ドレン管をつっこんで通気しないようにする。
これで冷たい空気が床下を通り抜けない。



基礎パッキン(基礎通気口)をふさいだら床温度上昇しました

断熱ドレン管を基礎パッキンの所に突っ込み、床下の通気を阻害させたところ、狙い通りに床の温度は一時間後に1.6度上昇しました。

断熱ドレン管施工の一時間後に計測。床温度が19.7度→21.3度の1.6度上昇!


まとめ、基礎通気口がある家は基礎の通気をふさげば、冬の床の温度はすぐに上昇します!夏は外してね!

 

エコキュートをさらに断熱してみた(エコキュート標準の断熱施工がくそな件)

エコキュートはヒートポンプで温めた温水を断熱タンクで保存しているので、断熱性能で電気代が変わってきますし、お湯がでるまでの時間も短縮されます。

 

エコキュートの配管の断熱が適当、もしくは無い。。

エコキュートを開けてみると給湯管の断熱材の施工がスカスカ。。もしくは無し。なめてんのかレベルです。

断熱材が必要な給湯管に断熱がほとんど巻かれてない、、コロナよおお。。。

 

たまたま給湯のエラーが出たのでサービスマンを呼びました。ついでに給湯管が断熱されていないと苦情を述べたところ。。

 

コロナのサービスマンは言った。

「温暖地はこれ(断熱材は適当もしくは巻かない!)が標準施工です!」

と言われました。。ゆえに自分で断熱することにしました。寒冷地は凍結するのでまともに断熱巻くそうです。。はああああ。

 

エコキュートに付加断熱をする

 

建築中にグラスウール断熱材のあまり分をもらっておいたので、エコキュートをばらして断熱材を突っ込みました。しかし全てを覆うには足りませんでした。もう少しもらっておけば良かったですが保管場所がなかったのでしかたありません。。

エコキュートをばらしてグラスウール断熱材をつめこむ。。

一番効果の高い箇所はこちらの野外配管です。
左端の給湯管と、真ん中の追い炊き用循環の2本を断熱しました。

 

エコキュートのタンクから室内の基礎断熱の空間までが最も冷えますので断熱が重要です。ここに断熱材を巻くと即座に効果がでます。

 

追い炊き用の循環パイプ2本も無断熱。。。これは断熱必要だろ。常識的に。。

追い炊き用の循環パイプ2本も断熱材を巻きました。給湯管も断熱材を巻きました。

 

これから建築される方はエコキュートの施工時は給湯管1本と追い炊き2本は断熱材を巻いてもらったほうが良いです。(たぶん施工店はやってくれないと思うが。。)

 

エコキュート配管への追加の断熱材の体感は?

追い炊き時に一瞬冷たい水が出ていましたが、ぬるい水に変わりました。給湯時のぬるいお湯がでるまでの時間がすこし短縮されました。

 

使用断熱材はヨドバシで購入しました(気密テープや配管まとめるエアコンテープ等で合計4,000円強かかりました)

使用した保温チューブは下記の商品を使用しました。

トラスコ中山 TRUSCO
THT16P [保温チューブ16A用 内径22mm×2M]

トラスコ中山 TRUSCO
THT20P [保温チューブ20A用 内径26mm×2M]