当初は自分(施主)の計画では、エアパスファンを5台くらい設置してエアコンの空気をぐるぐる回す形をイメージしていたが、一階の各部屋への空調計画が自分で考えてもうまく計画ができなかったので、
「松尾設計室に空調のアドバイスを仰げるか?」
と工務店に聞いたところ上画像の計画が返ってきた。
松尾設計室からの空調計画は、
洗面室にエアコンを設置し、ダクトを用いて各部屋に空調した空気を送り届ける。
排気は各部屋の排気換気扇から行う。
美しい計画です。
工務店側の設計士では不可能(技術的に)なアイデアなので、松尾設計室にアドバイスを求めたことがわかる、論理的に整合性のある空調計画となった。
エアコン(画像ACと表記)のある引戸の上はガラリとなっていて、エアコンへ空調されていない空気を送る計画です。さすが松尾設計室。
あらを探すと、この空調計画の欠点は一つあります。
「夏のシャワーから出た時は寒い」ということです。
シャワーを浴びて体中に水滴がついた状態で、室温27度、湿度60%で風あり。
この空間はおそらく寒いと感じるでしょう。
逆に冬は暖かいと感じるでしょう。
この一つの欠点(夏の風呂上りが寒い)を改善するなら?
隔離された空調専用の部屋を1畳程度とることです。
空調室から排気用換気扇でダクトを通して冷暖房された空気を各部屋へ分配します。
ウェルネストホームの鎌倉モデルルームの空調はこのタイプでした。
空調ダクト計画が必要なので少数の技術の高い設計士以外は難しい。。