松尾設計室の指導を受けた工務店で注文住宅を建てる

注文住宅で悔いを残さないための住宅建築勉強ブログ

中間気密測定を行いました。調湿気密シート、ツーアクション窓の気密測定の結果

中間気密測定の結果 C値平均=0.26

ACHとは、50pa時の1時間当たり漏気回数です。パッシブハウスの気密基準は50pa時に0.6回以下です(加圧、減圧ともに)。当物件は0.42回(減圧)ですので優秀な成績です。

合計5回の気密測定のレシート、
C値0.3が3回、C値0.2が2回の結果でした。

2023年3月27日に気密測定を行いました。

気密測定の結果はC値平均=0.26でした。
ACHは0.42回でパッシブハウス基準の0.6回をクリアできました。

 

住宅のスペックは、

  • 31坪の総二階建てUA値0.21
  • 切妻屋根
  • 壁:付加断熱ネオマフォーム60mm + 充填断熱グラスウール105mm
  • 屋根:付加断熱ネオマフォーム60mm + 充填断熱グラスウール210mm
  • 床:ネオマフォーム90mm + スタイロエース45mm
  • 基礎断熱(風呂洗面所):スタイロエース60mm
  • 気密シート:マグイゾベールバリオエクストラセーフの専用テープ張り

気密測定の結果は5回計測してC値0.3が3回、C値0.2が2回でした。
計測時は風が3m程度あったので外の風での計測誤差が大きいです。

主な漏気箇所はどこか?

1番目の漏気箇所は、ツーアクション窓の上のヒンジでした。7枚のツーアクション窓すべて同じ個所から漏気していました。画像の黄色〇のヒンジの裏から漏気する構造となっています。下記の記事で詳しく解説しました。


黄色丸の箇所のヒンジの裏にはパッキンがついてない。。。
おいおいYKKさんよ。。

2番目の漏気箇所はJOTOの発泡スチロール(EPS)人通口の蓋からでした。一応EPSの蓋には細いパッキンがついてますが、たいして気密性能は高くはなさそう。(追記:人通口とスタイロの取り合いが主な漏気箇所でした。)

JOTOのEPS人通口、一応気密には気を使っているようだ。



気密シート張りでC値0.26なので福田温熱空調のブログをみる限り、かなり優秀な成績です。気密測定時も気密シートが負圧でパンパンになることなく、外壁から充填断熱への漏気もほとんどなかったです。
関係者の方々、丁寧な施工をしていただきありがとうございました。