すまいダイヤルという建築トラブル相談窓口があります
すまいダイヤルという一級建築士と無料相談できる国主導の電話窓口があります。私も工務店が建築基準法違反の基礎を施主の目の前で施工しているのをみて、電話相談しました。
結論から言うと何の役にも立ちませんでした。
そもそも、コンクリートのかぶり厚がゼロで建築基準法違反であっても、何の罰則もないのです。ゆえに、「工務店と相談してください」との返答となるわけです。
工務店が違法建築箇所について是正せず、争うならば通常訴訟(裁判)となります。違法建築裁判となりますが、この判例を正義感のある弁護士がまとめてくれています(建築裁判は勝てる確率が低いので儲からない)が、たとえ違法建築の建物であっても、施工者(工務店)側に賠償命令が必ずでるわけではないのです。多くのの建築訴訟で施主側に不利な判決がでています。
なぜまともな家を建てることすらかなわないのでしょうか?
それは、建築基準法に不備があり罰則規定がない、お客は二度とリピートしないので、欠陥住宅を作ることの利益が工務店側には大きいからです。
国(政府)はそれを放置しています。
国民が地震で崩れない家、結露しない家、腐らない家、これから住宅を買う側からすれば当たり前(と思える)ことでさえ、施工者側にそれを守る強制力も義務も罰則もないのです。
唯一、浸水と雨漏りだけは「たった10年間」保証されています。新築から10年間「雨だけ」しのげれば新築の住宅として十分でしょ?というのが国の決めたルールです笑。
国民が健康で、住宅が長い期間居住可能ならば、税収も多くなるはずなのですが、政治家の目先の利益、支援者(住宅供給者)の目先の利益など、そちらの方が消費者よりも力があるのでしょう。今日も欠陥住宅がどんどん建築されています。
建築裁判は調べてみると唖然とします。
住宅施工業者、建築業者、リフォーム業者が最初から手抜きして、施主の当然の請求も突っぱねるつもりならば、建築基準法など守る必要はないのです。そもそも手抜き工事をしても、違法建築でも、罰則がなーんにもありませんから。(もちろん、図面だけは完璧に合法の範囲です。)
建築中に外部の建築士を雇ってインスペクションを行いました。
私の契約した工務店も松尾設計室に指導を受けた工務店だからまともだろうと完全に信じていましたが、んなこたーない。
余裕で図面と違う施工、つまり手抜き施工をしてきます。施主の目の前で当たり前のように建築基準法違反の建物を建てようとしてきます。驚きました。。
問題箇所を指摘しても一度も、謝罪はありませんでした。
つまり、私が目の当たりにした手抜き工事(建築基準法違反)は日常的に行なわれていて、工務店側に罪悪感はないということです。
そもそも、違法建築だろうが何の罰則もないので施工業者は余裕しゃくしゃくです。
建築基準法の違反箇所や、手抜き工事はすべて、動画に収めていますので住宅の引き渡し後に公開する予定です。工務店の態度しだいですが。
納期も3ヶ月以上おくれていますので契約上、受け渡し遅延損害金が発生します。これも争う必要がある。工務店側は遅延損害金は支払わないと主張してくるでしょうから。
施主が黙っていても、まともな家を建てる工務店は存在するのでしょうか?
私がたまたま手抜き業者に当たってしまったとはとても思えない、手抜きは業界の構造的な問題です。