松尾設計室の指導を受けた工務店で注文住宅を建てる

2023年7月に引渡し、高気密:C値0.2、高断熱:UA値0.21、6地域、海岸2km以内の高湿度地域。

高気密、高断熱住宅では夏は除湿が命です、日立の再熱除湿エアコンは上位モデルの方が快適

高気密、高断熱住宅でのエアコン運転はすぐに設定温度に達してしまいます。エアコンは設定温度に達すると一時的に運転を停止しますので、熱交換器についた水滴が室内に戻る湿度戻りが大変不快です。

我が家は日立の住設エアコンVシリーズを使用しています。これは再熱除湿ができるモデルで一番安い下位モデルです。日立の再熱除湿ができる住設エアコンで上位モデル¥126,000と下位モデル¥80,000での価格差は価格コムで見る限り、¥46,000となります。高気密、高断熱住宅ではほぼ1年中24時間エアコンを使用しているので7年で壊れると仮定しますと、上位モデルと下位モデルの差額は¥6,570(一年間当たり)となります。また上位モデルは多少運転の効率が良いはずです。AFPはまったく信用ならないが。。

日立の住設エアコンで再熱除湿ができる最安Vシリーズと最上位XJシリーズの差額は1年あたり6,570円、カカクコムのデータ


日立のエアコン上位機種と下位機種ではなにがちがうのか?

日立のエアコンでは上位モデルと下位モデルでは熱交換器の大きさが違うので、下位モデルの再熱除湿の除湿量は上位モデルにくらべて0.65倍に少なくなります。

 

日立の住設エアコンVシリーズ、熱交換器に注目。

日立の住設エアコンの最上位XJシリーズの熱交換器は明らかにVシリーズよりも大きい

熱交換器が大きいと当然、温める力、冷やす力が大きくなります。熱交換器が大きいことは再熱除湿にとても重要です。我が家では7月中旬(日中30度前後、夜間25度前後、海岸から2kmで絶対湿度20~25g/m3)冷房では夜間が寒すぎるので、再熱除湿を24時間運転し、細かい温度設定はSwitchbotで行っています。我が家ではエアコンの熱交換器にむけて外気を給気しています。3種換気、2種換気ではエアコンへ給気しなければ梅雨や真夏の湿度を65%以下に維持することはできません。

 

我が家の2種換気へDIYについては下記をご覧ください。

 

 

 

我が家では30坪の総二階で階ごとに給気口1つとエアコン1台あります。除湿のためには常に2台とも動かし続ける必要があります。しかし外気の絶対湿度が25g/m3付近になるとどうしても下位機種Vシリーズの再熱除湿では相対湿度50%台にはなりません。冷房すればすぐに55%程度になりますが、すぐに温度も寒くなり快適性が損なわれます。そして床下の結露の心配をする必要がでてきます。

 

夏の床下の相対湿度は常に99%ですので基礎断熱部(UB床下)の温度が下がるとすぐに結露します。床下(野外)の露点温度は23.6度。この点から高湿度地域は基礎断熱の方が安全でしょう。

 

最小消費電力が上位モデルの方が小さい

高気密、高断熱住宅での冷房はすぐに設定温度に達してしまうので、冷房時の最小消費電力が小さいほど快適な温度を維持しやすいです。特に冷房運転ではすぐに寒くなります。設定温度に達してエアコンがサーモオフ(送風になる)と除湿が止まってしまうので湿度が上がります(湿度戻りが発生)。フィルターをつけてエアコンへの給気をしぼり、エアコンから出る風をへらしたりもしていましたが、夜は25度、湿度95%になりますので冷房運転では「寒い」のです。よって今年2024年は35度の真夏でも再熱除湿のみで運転しています。もし冷房運転をするのであれば、最小消費電力の低い上位モデルを選んだ方が快適で電気代も安くなります。

 

日立のエアコン再熱除湿の上位モデルと下位モデルの除湿量の違い

Vシリーズの再熱除湿時の除湿量は960ml/hで消費電力550w

 

XJシリーズの再熱除湿時の除湿量は1460ml/hで消費電力810W

除湿量は一時間当たり500ml/h(下位モデルの1.5倍)もXJシリーズが多いです。(いずれも200V、14畳機種のデータ)

消費電力100W当たりの除湿量は、

  • Vシリーズ 174ml/h
  • XJシリーズ 180ml/h

となり誤差ではあるがXJシリーズの方が除湿効率は良い?(恣意的なデータに見えるが)現在の下位モデルVシリーズが壊れたら、夏の快適性のために熱交換器の大きな上位モデルを絶対に購入します。

まとめ

日立の再熱除湿エアコンを購入する場合は熱交換器が大きい上位機種を選んだ方が夏は快適です。寒くならない再熱除湿で湿度50%台を(全熱交換換気なしで)維持できます。逆に夏の湿度が20g/m3程度にしか上昇しない日本国内での乾燥した地域であれば下位機種で十分です。

※冬用エアコンは何でもいいです。暖かい空気は拡散しやすいので暖房は簡単です。(6地域の話)